台湾イベント火災は粉塵爆発?とても危険な粉!取り扱い厳重注意!!

fire.jpg6月27日の夜に台湾の北部にあるレジャー施設にて開催されていた音楽イベントで火災が起き、546人がやけどなどのケガを負ったようです。

ケガ人の中には20代と30代の日本人女性も居ましたが、足などにやけどを負ったものの命に別状はないようです。

イベントはレジャー施設のプール周辺で行われていましたが、イベント名の「レインボーパーティー」プログラムとして、ステージから観客に向け着色したコーンスターチをカラーパウダーとして噴霧した際に引火して火災になったそうです。

観客はこのパウダー噴霧を楽しむため、多くの人が水着などの薄着であり、やけどなどの被害が広がったようですね。

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実はあまり知られていませんが、粉は取り扱いに注意しなければとても危険で怖いものなんです。

当たり前の話ですが物が燃えるには酸素が必要です。

火災が起るのも酸素を含む空気が存在しているから可能なんです。

でも例えば丸太の木を燃やそうとすると相当な時間がかかりますよね、それが今回の事故のように一気に火災として広がるのはなぜなのでしょうか?

それは燃えるものと空気がどれぐらい触れ合っているかに関係するのです。

粉の性状を表すのに比表面積という数値があります。

塊が粒子になり粒子が粉にと細かくなるにつれて粉体の単位質量あたりの表面積が増加していきます。

つまり粉になるにつれて空気と触れる面積が大きくなっていくということです。

この粉体の単位体積または単位質量あたりの全構成粒子の表面積を比表面積と呼ぶのです。

比表面積が大きくなるにつれて表面エネルギーが増大することになりますので反応性が非常に高くなってくるのです。

今回の事故では比表面積の大きなカラーパウダーを観客に向けて噴霧したことで、空気中に散らばったパウダーがより空気と接触しやすい状態になっていたと思われます。

細かくなった粉が非常に反応性が高くなっている上に、それを噴霧してたっぷりと空気に触れる状態をつくってしまったのですからとても危険な状態だったということです。

あまり知られていないのですが、小麦粉や砂糖であっても空気中に噴霧した状態で引火すると爆発的に燃えるんです。

これを粉塵爆発といいます。

細かい粉が空気中に舞っている場合、粉と粉の間が遠いと、一つに引火してもその粉が燃えて終わりです。

逆に粉と粉の間が近すぎると粉一粒あたりの周辺空気の量が少なくなって燃えるために必要な酸素が不足して燃えません。

適度な距離で粉が散らばっていると粉の一つに火がつくと、すぐ近くの粉にも火がついて、さらに近くの粉にも火がつくというように連鎖反応的に火がついて急速に燃え広がります。

ほぼ一瞬で一気に火が末端まで伝わるため、空気も一気に暖められて高温になって急速に膨張します。

このように爆発的に燃えるので粉塵爆発と呼ばれるのです。

もちろん粉を噴霧しただけで火の気が無い場合には最初の発火が生じないので粉塵爆発はありません。

しかし静電気による火花やタバコの火などがある場合は非常に危険だということですね。

とにかく人がいる場所での粉の噴霧は取り扱いに十分注意をしなければなりませんね!!