幻想的な夜空の浮遊アート「スカイランタン」ナポレオンの村でも断念!

candol.jpg前回の記事では人工筋肉由来素材の人工クラゲによる浮遊体アートをご紹介しました。

この浮遊体アートは水槽の水の中でのアートでしたが、今回は空気中の浮遊体アートとも言える夜空の熱気球についてのご紹介です。

その熱気球の名前は・・・

『スカイランタン』

TBS系日曜劇場で7月19日より放送の「ナポレオンの村」第一回でも出てきましたよね。

スカイランタンとは、和紙などの紙や布の袋の開口部を輪状の竹や針金と結合し輪の中央に支持されたキャンドルの炎で暖められた、袋の中の空気が周りよりも膨張して軽くなり全体が浮遊するものです。

要は熱気球と同じなんですね。

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ただスカイランタンは熱気球の気球部分が薄い紙や布のため、キャンドルの炎がうっすらと透けて見えます。

夜空に上げるとその明かりがまるで夜空の精霊流しのように美しく幻想的なんですよ。

このスカイランタンは中国やタイなどアジアの各地で節句の儀式として行われています。

その中で最も有名なのがタイのチェンマイで行われるコムローイ祭ですね。

この祭りでは毎年11月の満月の夜に、仏陀への感謝の気持ちの奉献で何千個ものスカイランタンが上げられます。

その幻想的な美しさからディズニーが「塔の上のラプンツェル」のシーンとして導入されています。

淡い明かりのスカイランタンがおびただしい数で夜空を上がっていく浮遊感に美しさや荘厳さを感じるのはどこの国でも同じなんですね。

ところがこのスカイランタンを禁止している国もあるんですよ。

それは火がついたものが空を飛んでいるのですから、火災や炎の落下による人やその他の動物の火傷などの事故の可能性が非常に高いからなんです。

前述したドラマ「ナポレオンの村」でも、スカイランタンのシーンを撮影するために地元市役所、消防、自治会に相談したそうですが、許可が降りずやむなくスカイランタンが遠方に飛んでいかないように10mのワイヤーで固定したそうです。

凧揚げの糸のようなものですね。

また撮影は消防の立ち会いの元で消火用の水を準備し、炎をつけて上げるものを最小限の30個に限定するなど安全に十分に配慮して行ったそうです。

ドラマのシーンでは限定数のスカイランタン映像にCGで多数のランタンを合成した映像を用いたのだそうです。

残念ですが冷静に考えると火が自分の頭の上を飛んでいるのですから安全優先は当然かもしれませんね。

ただ日本国内で一カ所だけ1000個のスカイランタンの打ち上げが見れるところがあるんですよ。

それは・・・

新潟県の「津南雪祭り」

「雪祭り」となっていることからお気づきのように冬の行事です。

さらに津南といえば日本有数の豪雪地帯なんです。

豪雪地帯の冬だからこそ火災や火傷の事故の可能性があるとしてもかろうじて実施可能となっているということです。

これほど危険性が高いスカイランタンの打ち上げですが、温暖なタイのチェンマイでコムローイ祭で毎年行われているのはやはり仏教国の信仰のなせる技かもしれませんね。

実際コムローイ祭では、スカイランタンが自らの苦難と共に舞い上がり見えなくなるときに苦難もなくなると言われているそうです。

そういえば日本でも、信仰がからむと火がついているものを動かしたり、火の粉を振りまいたりする儀式がありますよね。

例えば京都の鞍馬山での火祭り、和歌山の熊野那智大社の扇祭り、奈良県東大寺のお水取りでは火のついた松明が動きまわります。

もちろん火災防止の準備は十分になされているのでしょうが、やはり火、炎は人の心に感動を与える力があるのでしょうね。

とりあえず日本でスカイランタンの幻想風景を見たいならば津南雪祭りに行くしかないでしょうね。

来年の冬を楽しみにしておきましょう!!