近大経営戦略は赤井もつんく♂も驚愕!マグロに海外留学と正に大阪商人!!

campus.jpg少子化が急速に進行する日本では様々な問題が露呈していますが、その一つに大学志願者の減少があげられますね。

そんな中で志願者の殺到する人気大学トップ100が発表され、近畿大学が見事トップの座に輝きました。

近畿大学というと最近はなにかと話題にのぼることが多いですが、大阪府東大阪市に本体を置く私立大学ですね。

日本大学大阪専門学校と大阪理工科大学を合併して近畿大学として設立されましたが、創立は日本大学専門学校開学の1925年とし、大学設置は大阪理工科大学開学の1943年としています。

日本の私立大学の中で学部・学科の数や在学生・卒業生の数が多く、歴史と伝統のあるマンモス大学として有名です。

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大学の経営状態も非常に健全で2005年6月に格付投資情報センターからAA-(安定的)という評価を取得後、2014年9月においてもその財務体質を維持できています。

初代総長・理事長は元衆議院議員の世耕弘一氏、二代目総長・理事長が弘一氏の長男の世耕政隆氏、三代目理事長が弘一氏の三男の世耕弘昭氏、四代目理事長が弘昭氏の長男の世耕弘成氏です。

世耕 弘成氏は近畿大学理事長退任後の現在は、自民党所属の参議院議員で内閣官房副長官としてメディアにも出演することがありますよね。

世耕一族が総長・理事長であったことが近畿大学の発展に寄与したのかどうかは不明ですが、近畿大学人気の秘密は広報宣伝の巧みさにあるのではないでしょうか?

最近の話題でも近畿大学と言えば、近大マグロ、鰻味ナマズなど水産関係での成果が有名です。

近大マグロとは、天然の稚魚を捕獲養殖した畜養マグロではなく、養殖施設で卵から人工的にふ化させ成長させた完全養殖マグロで世界的に減少が危惧されている天然のクロマグロ資源問題を解決する手段として産業化に成功しました。

近畿大学は豊田通商との提携関係を発展させ、2020年には完全養殖マグロの生産量を年80トンから240トンに増やすことを昨年11月に発表しました。

近大マグロは百貨店や飲食店に販売されている他、エースコックと近大マグロの中骨エキスを使ったカップ麺を開発・販売、サントリーグループや和歌山県との連携でグランフロント大阪北館のナレッジキャピタルにて「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」という養殖魚専門店も開店しました。

一方、鰻味ナマズは鰻の稚魚シラスウナギの乱獲を原因とする漁獲量の激減による養殖鰻高騰の対策として、エサや水を工夫して独特の臭みをなくしたナマズを蒲焼きに加工することで鰻の蒲焼き代替を検討するものであり、脂の乗ったナマズの養殖に成功し、その蒲焼きは鰻と区別がつかないほどであったことがニュースでも話題となりました。

ところで近畿大学出身のタレントは多数いますが、有名なのが浪速のロッキーこと赤井英和さんやシャ乱Qのボーカルでモーニング娘。やハロー!プロジェクトの総合プロデューサーのつんく♂さんですね。

つんく♂さんは2013年に母校近大の入学式に来賓として出席、そして本年には入学式の祝辞で自身の喉頭癌で声帯摘出手術を行ったことを文書で公表するなどが話題になりました。

一方、赤井英和さんは不祥事で一度は廃部になり平成24年に活動再開した近大ボクシング部の総監督として7年ぶりの関西学生リーグ一部昇格に導きました。

また来年度にベルリッツコーポレーションと近畿大学の連携によって新設される国際学部のPR大使として赤井英和さんを起用し、すでにテレビCMなどで放映されています。

1年次後半から1年間の海外留学など、赤井さんの知名度とあいまってその特徴を前面に押し出していますね。

このように産学連携による成果をビジネス化して話題性を高め、母校出身タレントまでも活用して広報宣伝する戦略やアイデアが他の大学の追従を許さない人気の秘密なのでしょうね。

さらに近畿大学は昨年から入学試験の出願を完全にネット化して紙を全く使わないエコ出願とPRし、受験料を1出願あたり3000円値引きしています。

ここまで見てきて、近畿大学は本部が立地している大阪の商人のように商い上手であることは間違いありませんね。

しかし少子化で志願者をいかに取り込むかという競争にある現状において、大学運営とくに広報活動が旧態依然のままでは志願者減少によって経営が破綻するのは目に見えています。

その点では近畿大学の経営努力を評価すべきだと思いますね!!