ラグビーW杯南アに勝利!快挙の影に元格闘家とメンタルコーチの存在!!

ragubi.jpgラグビーワールドカップイングランド大会第2日目の日本時間20日、日本代表は1次リーグB組初戦の南アフリカと戦いました。

試合結果は1991年のイングランド大会でジンバブエに勝利して以来24年ぶりの勝利をあげました。

34対32という大接戦で、ワールドカップに過去2回優勝、世界ランキング3位の南アフリカに世界ランキング13位の日本代表が勝利したことで、現地メディアはワールドカップ史上最大の衝撃と報じました。

日本代表チームは参加各国の中でも体格に劣り、今回の南アフリカと比較しても一回り小さいそうです。

そのため今回の日本代表チームのヘッドコーチであるエディー・ジョーンズ氏は、就任直後から日本らしい戦い方として「攻撃的プレイスタイル」を目標としてあげました。

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攻撃的プレイスタイルとは、ロングボールを使用せずに自陣からボールをつないでいくアプローチであり、ターンオーバーでボールを奪った瞬間から素早くスペースを突いていく展開や、ラインアウトやスクラムといったセットプレーからのボールを組織プレーでキープするということです。

実はこの攻撃的プレイスタイルを各選手が実行できるようになったのは影の立役者がいたからなんです。

元総合格闘家という異色の経歴のスポットコーチとしてチームに参加しているその人とは・・・

「高坂剛」氏

です。

高坂氏は3年間のフィットネス指導において、試合中を通じて体格差の大きい相手にぶつかり続けられても衰えず低い体勢を維持することを指導し続け、相手が嫌がるほど執拗に低くを継続できる、史上最強の日本代表チームの誕生に貢献しました。

高坂氏は日本代表チームへの最初の指導でなぜ低くタックスに入らなければならないかを3時間もかけて訴えたそうです。

また格闘技の準備運動から「ワニ歩き」という練習を取り入れました。

これは背中を立てて顔を上げることで足を前に出すという動作で、タックルを行う時やタックルを受けても這い上がる動きに通じるそうです。

さらに練習の最後に必ずレスリングさながらのスパーリングを行い、一対一の局面でも決して負けないメンタルの強さを身につけさせました。

ところでメンタルというと日本代表チームにはメンタルコーチも帯同しています。

アスリートにとってメンタルのコントロールは非常に重要な課題です。

一流のアスリートには必ず一流のメンタルトレーナーが寄り添っています。

日本代表チームにもそのような一流のメンタルトレーナーがコーチとして付き添っているのです。

そのメンタルコーチは日本代表チームの中にあっては見えなくなってしまうほど華奢な体格の美しい女性です。

え、女性なのって思われるかもしれませんが、日本代表チームにとってかけがえのない精神的支柱なのです。

その人とは・・・

「荒木香織」氏

です。

荒木氏は京都女子中・高校卒業ですが在学中は陸上競技部に所属、100m、200mの短距離を専門とされ全日本中学、インターハイ、ジュニアオリンピック、国体にも出場されました。

その後日本大学に進学し陸上競技部に所属しインカレなどに出場、卒業後にも全日本実業団に出場するなど陸上競技にエネルギーを注いだスポーツウーマンです。

ところがその後に思うところがあり語学留学で渡米し、米国北アイオワ大学大学院教育学研究科スポーツ心理学専攻で修士課程を終了、さらに米国ノースカロライナ大学大学院グリーンズボロ校運動スポーツ科学スポーツ運動心理学専攻にて博士号を取得されました。

ラグビーとの出会いはこのアメリカ留学中に女子ラグビーチームに所属し、州大会にも出場なさいました。

残念ながら前十字靱帯を断裂するケガのため手術をすることになりラグビーは断念されました。

帰国後には早稲田大学人間科学部助手を経て、シンガポール南洋工科大学国立教育学院でAssistant professorとして再び海外赴任、再度、帰国して兵庫県立大学環境人間学部・環境人間研究科の准教授を務めながら、日本代表チームのメンタルコーチに就任されました。

ご自身がラグビーを競技されていたことからラグビーに対する理解が深く、アメリカで学んだスポーツ心理学のテクニックが日本代表チーム各選手のメンタルケアに欠く事ができないものとなりました。

日本代表チームの副キャプテンでフルバックの五郎丸歩選手は、プレースキックの成功率が昨年の代表戦で81%であり、昨年のワールドカップ全選手の平均が70%程度であることを考えるとダントツの成績を誇っています。

この高い成功率を生み出せるようになったのは、荒木氏によるスポーツ心理学的見地からのアドバイスだったのです。

このように今回の南アフリカに勝利した快挙の影には、高坂剛氏、荒木香織氏という両コーチの貢献があったことは確実です。

これらコーチ陣と共に監督、選手が気を引き締めて目標であるベスト8入りを果たしてほしいですね!!