絶叫上映会成立は暗黙のルールを察し皆が楽しくという日本人の感性ゆえ!!

theater.jpg映画館でマナーが悪い客がいると、映画の内容がよくても何か損したような気分になってしまいますよね。

映画に集中している分だけ、不快な行為が印象深く記憶に残ってしまうのかもしれません。

映画を見終わって何日もたってから思い出し、腹がたったりすることもありますよね。

そんな悪いマナーとは、上映中のおしゃべり、前の席を蹴る、立ち上がる、携帯の着信音、飲食の音と臭いなどですよね。

ところが映画館でのマナーを一定基準の元で解放して、映像を見ながら観客全員で騒いで楽しもうというイベントが開催されているんですよ。

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そのイベントとは・・・

「絶叫上映会(ぜっきょうじょうえいかい)」

タイトルのイメージからすると悲鳴がきこえてきそうな感じがしますが、そういう感じではなく、スポーツのサテライト観戦やミュージシャンのスクリーンコンサートのイメージなんです。

映画の内容というのは様々なジャンルがありますが、最近はメディアミックスというビジネスモデルの展開として映画化される場合も増えてきました。

メディアミックスとは、これまで小説、漫画、アニメ、ゲーム、CD、映画、テレビドラマ、タレント、トレーディングカード、プラモデルなどのうちで一つのメディアでしか表現していなかったキャラクターや原作を、これらのうちの複数のメディアで表現して展開するものです。

このメディアミックス展開をしているものに、プリパラ、ストライクウィッチーズ、アイカツ、ラブライブ!などがありますが、

ちなみに「プリパラ」とは、タカラトミーアーツとシンソフィアが共同開発したトレーディングカード形式のアーケードゲームです。

「ストライクウィッチーズ」とは、島田フミカネ氏およびProjekt Kagonishが原作で角川書店が企画したメディアミックス作品です。

「アイカツ」とは、バンダイが発売するトレーディングカード形式のアーケードゲームです。

「ラブライブ!」とは、KADOKAWA/アスキー・メディアワークスの美少女エンタメ雑誌『電撃G's magazine』・アニメ制作会社のサンライズ・音楽会社ランティスの合同プロジェクトです。

いずれもメディアミックス展開として映画上映を行っていますが、その上映会において絶叫上映会が開催されています。

これらは美少女系2D、3D映像のため、絶叫上映会の参加者は熱狂的オタクファンがほとんどですが、これらのファンは暗黙のルールというか、一定の行動規範を遵守するため、かけ声や合いの手、ペンライトの使い方など参加者全員が楽しめるように独断行動はあまりしないようです。

ところが最近は絶叫上映会でこれらの暗黙のルールを無視して、自らの好き勝手に行動する輩がチラホラと現れてきているようです。

上映内容と関係のないことを大声でしゃべったり、下ねたを叫んだり、場内を走り回ったり、椅子を飛び越えたり破壊したりという行動がツイッターなどでも報告されています。

絶叫上映会とは本当は一定のルールの元で、映像と会場の一体感の中で楽しもうという趣旨であり、映像もそのような趣旨に合致した内容のものでした。

かなりオタクな特定のファンが集まっての開催であるとはいっても、日本人特有の暗黙のルールを察知する感性や自分の楽しみだけでなく会場の皆が楽しめるように自らの行動を制御する全体性が前提でなりたっているものですよね。

自分だけのストレス発散で会場にいる他者を無視するような行動を続けると、絶叫上映会そのものの存続が危うくなってしまいますよね。

そんな先行きを心配していたのですが、何とこれまでの絶叫上映会の常識を覆すような絶叫上映会が兵庫県の尼崎にて開催されました。

映画は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』です。

ちなみにこの作品は27年前に制作の「マッドマックス/サンダードーム」に続く「マッドマックス」シリーズ第4作で、日本では2015年6月20日に公開となり現在も大人気の作品です。

この作品を尼崎の塚口サンサン劇場が2015年8月22日に絶叫上映しました。

その絶叫上映会で許容される行動としてあげられたのが、

1.立ち上がって絶叫してもよい。
2.映像シーンに合わせかけ声を出してもよい。
3.「V8!V8!V8!」と一緒に崇め奉ってもよい。
   (V8:マックスの相棒でV型8気筒エンジンの愛車)
4.アクションシーンでクラッカー発射してもよい。
5.砂嵐のシーンで紙吹雪を撒き散らしてもよい。
6.マッドマックス登場キャラのコスプレで入場してもよい。

なんだそうで、さすが関西は過激ですよね。

混乱が起きそうな内容なのですが未だニュースでも報道されていないことからすると大きな混乱もなく終了したようです。

この関西での絶叫上映会のイベントに触発されてか、2015年10月11日に東京・池袋の新文芸坐にて絶叫イベントが開催されます。

チケットは昨日26日から販売スタートしていますよ。

なお許容行動は尼崎の塚口サンサン劇場同等ですが、詳細は新文芸坐のウェブサイトで確認してくださいね。

美少女キャラと異なり、過激な戦闘シーンもあるマッドマックスでの絶叫上映会が可能なのは、一部の暴走行為を行う輩はいるものの、やはり日本人が根底では礼節をわきまえた民族であるからではないかと思います。



その意味からも絶叫上映会が継続開催できる日本であり続けたいですよね!!